現在ログインしている Twitter アカウントで任意の Twitter API アプリとのアプリ連携を行い、Twitter API 用のアクセストークン・アクセストークンシークレットを取得するためのツールです。
このツールを使うと、一度別のアカウントで開発者登録をしていれば、Twitter の開発者登録をしていないアカウントでも Bot 用のアカウントにしたり自動ツイートを行うようにできます。
最近、Twitter のスパム対策の一環で、Twitter API の開発者登録の審査が厳しくなり、登録手順も複雑になっています。
このため、「Bot にしたいアカウントごとに開発者登録をする」ことが難しくなってきているのが実情です。
プログラムから Twitter にツイートを投稿する(Twitter API にアクセスする)ためには、Twitter の開発者登録をした後 Twitter Developer アプリケーション(以下 Twitter API アプリ)を作成し、
このうち、Consumer Key・Consumer Secret は Twitter API アプリごとに固有のもので、別の Twitter API アプリでは値が異なります。
Access Token・Access Token Secret は Twitter API アプリ とアプリ連携した Twitter アカウントごとに固有のもので、同じユーザーでもアプリ連携した Twitter API アプリが違うと値が異なります。
ユーザーがアプリ連携を取り消すとキー自体が無効化されますが、同じユーザーの他の Twitter API アプリの Access Token・Access Token Secret は無効化されません。その Twitter API アプリ専用の特殊なログインパスワード、とイメージするとわかりやすいでしょうか。
これを踏まえた上で、「Twitter API を利用したアカウントの操作(ツイートの投稿、削除など)は開発者登録をしたアカウントでないと行えない」というのは誤りです。
Twitter Developer アプリ設定画面の Keys and tokens からは Consumer Key・Consumer Secret と Access Token・Access Token Secret を取得できますが、このうち Access Token・Access Token Secret は開発者登録をしたアカウントのものが表示されます。
裏を返せば、たとえば Bot を作りたい場合、Bot にしたい Twitter アカウントとアプリ連携して Access Token・Access Token Secret が取得できれば、開発者登録をしたアカウント以外でも Bot 用のアカウントにできる、とも言えます。
このツールは、指定した Consumer Key・Consumer Secret で現在ログインしている Twitter アカウントとアプリ連携を行い、取得した Access Token・Access Token Secret をそのまま表示するものです。
指定した Consumer Key・Consumer Secret と表示された Access Token・Access Token Secret を Twitter API ライブラリに設定すると、アプリ連携を行ったアカウントでツイートをはじめとした Twitter API の操作が行えるようになります。
Bot などのアプリケーションでは Twitter API を使えるようにするためだけにアプリ連携機能を実装するのは面倒ですが、このツールを使うことで開発者アカウントを使い回しでき、また実装の手間も減らせると考えています。
取得した Access Token・Access Token Secret は画面に表示する処理のみに利用し、保存は一切行いません。セッションはアクセストークン表示後にすべて破棄されます。
ツールの性質が性質なので、コードは GitHub にて公開しています。もし信用できない場合は適宜サイトの URL を変更した上でローカル環境で動かしてみても良いと思います。